コウジ酸の主な美白効果と副作用

コウジ酸とは、酒造りなどに使われる麹に含まれる麹菌を培養して作られる美容成分です。
昔から酒職人の手が白くきめ細かいことから、
麹に含まれる成分が研究されるようになりました。
そしてコウジ菌がメラニンの生成を抑制することがわかり、
その美白効果から、現在では化粧品などにも配合されています。

コウジ菌の働きは、メラニンを黒色化するチロシナーゼの働きを抑えることです。
紫外線を受けて肌がダメージを受けると、
肌を守ろうとしてメラノサイトからメラニンが生成されます。
そしてメラニンにチロシナーゼが作用することで、メラニンが黒くなって、
日焼けやシミの原因になります。

コウジ酸はこのチロシナーゼの働きを抑制するので、
メラニンが黒くなることを防いでくれます。
その結果、肌が白くなったり、シミが薄くなったりするのです。

■麹を使って化粧品を作るときの注意点

コウジ酸を含む化粧品は数多く販売されていますが、
麹を利用して、自分で化粧水などを作る人もいるかもしれません。

その場合に気をつけたいのは、コウジ酸の扱い方です。

コウジ酸は天然の成分なので、酸化しやすく、成分が安定しないなどの問題もあります。
そのため自分で化粧水などを作っても、保存状態が悪いと、
腐食などが進んでしまう恐れもあるのです。
また長期間の保存にも適さないので、
少量を短期間で使い切るなどの配慮が必要です。

自分で作る化粧品は、一見安全性が高いように感じますが、
科学的な処理をしていない分、成分が安定せずに、
効果を充分に肌に届けられない可能性があることも覚えておきましょう。

■コウジ酸と似たような働きをもつ成分

コウジ酸と似たような美白の働きを持つ成分としては、
ハイドロキノンが挙げられます。

ハイドロキノンはコウジ酸と同じく、チロシナーゼの働きを抑制して、
メラニンが黒くなるのを防いでくれます。
その効果は、コウジ酸よりも高く、現在化粧品に含まれる美白成分としては、
もっとも効果を実感できる成分と言われます。

ただし効果が高い分、ハイドロキノンの濃度が高すぎると、
肌が白く色がぬけたようになってしまう場合もあるので、
濃度や使い方には注意が必要です。

とくに皮膚科で処方されるハイドロキノンは、成分濃度が高い可能性があるので、
自己判断でつけすぎると、肌トラブルの原因になります。
現在では、低濃度のハイドロキノンを配合した化粧品も登場しているので、
こうした化粧品から試してみる方が安全です。

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