甘草エキスの主な美白効果と副作用

甘草(かんぞう)エキスは、マメ科植物のカンゾウの根や茎から作られる生薬で、
様ざまな疾患への効果から、万能の生薬とも言える漢方薬の一種です。

昔から刺激の緩和などに用いられ、
現在でも抗アレルギーや抗炎症などの治療にも利用されています。

現在では、風邪の諸症状を緩和するとして、
漢方系の風邪薬に配合されたり、
砂糖の代わりになる甘味料として、メタボリックシンドローム対策にも、
用いられることがあるようです。

さらに甘草エキスは美肌にも効果があるとして、
最近では化粧水や乳液、整髪剤などにも使われるようになっています。

■甘草エキスの美肌効果

甘草エキスの主成分であるグラブリジンは、メラニンの生成を抑える働きがあり、
そのため甘草エキスは美白効果があると言われています。

メラニンが黒くなる理由は、チロシナーゼという酵素が関係していますが、
グラブリジンはチロシナーゼの働きを抑制して、
メラニンが黒色化することを予防してくれます。
そのため甘草エキスを使うことで、
シミやくすみなどのトラブルを防止することができるのです。

この効果から、甘草エキスは化粧品やシミ治療にも用いられています。
とくに肝班によるシミには効果があるとして、
皮膚科や美容外科などでもシミ治療に使われることがあります。

ただしシミの種類によっては、効果を実感しにくい場合もあります。
例えば肝班以外の理由(老人性色素班や炎症性色素沈着など)によって、すでにできてしまったシミの場合は、
甘草エキスを使ってもシミを消すことは難しくなります。

できてしまったシミの除去には、現在ではハイドロキノンが一番効果があるので、
甘草エキスとハイドロキノンを組み合わせて使うと良いでしょう。

■甘草エキスの副作用

甘草エキスは漢方薬の一つなので、
副作用が無いと思っている人もいるかもしれません。

しかしいくら天然の生薬といっても、
漢方薬が薬であることに変わりはありません。
そのため用法や用量を守らないと、副作用の症状が出ることもあります。

とくに漢方薬を組み合わせて飲む場合は、
自己判断で薬を増やしたり減らしたりするのは危険です。
体質によっては、体調不良の原因になることもあるので、
必ず漢方医か医師の指導のもと、服用するようにしましょう。

一方、化粧品などに含まれる甘草エキスの場合は、
成分濃度が調整されているので、それほど心配はいらないでしょう。
ただし敏感肌の人は初めにパッチテストなどをしてから使うとより安心です。

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