エラグ酸の主な美白効果と副作用

エラグ酸とは、イチゴやブルーベリーなどの果物に多く含まれる天然のポリフェノールの一種で、
もともとは癌の発生を抑制する効果があるとして、注目されていた成分です。

またポリフェノールの働きである抗酸化作用から、
老化防止にも役立つとされています。

エラグ酸にはメラニンを黒色化させるチロシナーゼの働きを抑える働きがあり、
美白効果があるとして、化粧品などのも使われるようになりました。

メラニンは肌を黒くしたりシミの元になるとして有名ですが、
実はメラニンを黒くするのには、このチロシナーゼという酵素が深く関係しています。
肌が紫外線を受けると、メラノサイトからメラニンがたくさん作られますが、
そのままではメラニンは黒くはなりません。
チロシナーゼがメラニンに働きかけることで、メラニンが黒色化して肌が黒くなります。

つまりチロシナーゼの働きをブロックすれば、肌が黒くなりにくいというわけです。
この働きから、今ではエラグ酸は美白の成分として知られるようになりました。

また科学的な成分に比べて刺激が少ないので、
肌が弱い人にも安心して使うことができることから、安定した人気があります。

■エラグ酸とハイドロキノン

現在、化粧品に含まれる美白成分で、
シミを除去するのにもっとも効果があるとされているのが、ハイドロキノンという成分です。
以前は、皮膚科などでしか使うことができませんでしたが、
低濃度のハイドロキノンであれば化粧品にも配合できるようになりました。

ハイドロキノンの働きはエラグ酸に似ていて、
チロシナーゼの働きをブロックして、シミを防ぐことです。
さらにハイドロキノンにはできてしまったシミを改善する効果もあり、注目が集まっています。

実はエラグ酸にも、ハイドロキノンとよく似た働きがあることから、
シミの予防だけでなく、できてしまったシミを薄くすることができると期待されています。
それほどエラグ酸の美白効果は高いと言えるのです。

しかし一方で、今のところ高濃度のエラグ酸を化粧品に配合することができないので、
ハイドロキノンほどの高い効果を実感しにくいのが現実です。

■エラグ酸の副作用と弱点

エラグ酸は天然のポリフェノール成分のため、
刺激が少なく、副作用の心配がほとんどないことが魅力の一つです。

抗酸化作用が高く、癌などの発生を予防する働きもるあることから、
医療分野でも使われている成分なので、安心して使うことができるでしょう。

ただし上にも説明しましたが、
化粧品にエラグ酸を配合するためには、今のところ制限があり、
高濃度のエラグ酸を使うことができません。
そのために美白という点では、ハイドロキノン配合の化粧品には劣ってしまいます。

現在のところ、シミの除去というよりは、シミの予防として利用するのに適していると言えるでしょう。

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